ドラマ「火花」は役者と監督冥利につきる。

火花は、役者と監督冥利につきるドラマだと思いました。なにより、監督と役者が自由につくっている。wowowもそうだけど、スポンサーの顔色や局の方針をきにせずに、自由につくれているなあと思った。だから役者も今までの演技にとらわれずにのびのびと演技をしている。林遣都くんもいままでの綺麗な路線をこえて、薄らヒゲで若手芸人を演じている。ここらへんがとてもリアル。なんとなくリアルというのが、このドラマを成功たらしめている。さらに、普通に映画ならもっと時間を巻く必要があるし、テレビなら途中でCMがはいる。このストーリーの場合、目立った事件もすくないのでCMがはいると厳しい。だから、ネット動画というある意味隔離された中で、とても細かく生活の機微を映し出すことができ、そこに見ているひとも共感することができる。監督も編集してて楽しかっただろう。自分も一気に全話みてしまった。ドラマの勝機はこのあたりにあるのかもしれない。